2015年04月09日

橋下徹氏「上西さんを国会に送り込んで下さい。あとは僕に任せて下さい」

 橋下徹という人は、人間とは何か、法的責任とは何か、政治的責任とは何か、について、本当に色々と考えさせてくれる人だ。人間は、社会的な生きものであり、社会生活上の態度の一貫性はプラス評価の対象とされる。「筋を曲げない」生き方は美徳なのである。筆者に近いところでは、裁判所における証人の証言の信用性のあるなしも、発言の一貫性を一つの重要な要素として判断される。
 橋下氏はこれとは真反対の人間で、少なくとも政治家としては、自分の過去の発言に全く縛られないし、一貫性がないことをほとんど気にしない。その場その場で、相手に対して最大限の利益を約束し、あとであらかた反故にする(これは「架空の利益の約束」という橋下流交渉術なのかもしれない)。人間社会では、これは不道徳な態度なので、普通は政治家としてもすぐに終わってしまうはずなのだが、日本人が忘れっぽいのか、大風呂敷に弱いのか、今までほとんど問題になってこなかった。
 しかし、さすがに、自分が代表を務める組織の一員が国会議員として税金を食い物にするような不祥事を起こしたときに、他人事のように批判するのはやり過ぎではないのか。平身低頭謝って、再発防止策を考えるのが、最低でも、組織のトップとしてやるべきことだろう。特に選挙の時にこんな発言をしていたのならなおさらだ。
維新にキャンギャル切り札 橋下氏と一声(日刊スポーツ2012年11月20日)

 夕方のJR吹田駅前、ロータリーから人があふれた。維新刺客は愛染まつりや、天神まつりなど、大阪の祭りでキャンペーンガールを務めたこともある上西小百合氏(29)。自前の白系スーツ姿で「このままでは、友人も『安心して子どもが産めない』と言っている。日本を変えるため力を貸してください」と訴えた。
 上西氏は大阪府羽曳野市出身。父は府内で鉄工業を営んでいたという。神戸女学院大時代は茶道、華道をならい、日本文化に興味を持ち、卒業後は、保険会社で一般事務職などを経験。大好きな日本が「危ない」と感じ、維新塾に応募し、選抜を経て出馬する。
上西と橋下.jpg ただ、演説はたどたどしく、言葉に詰まる場面も。これを橋下氏が「政治はグループでするもの。彼女は新人ですが、組織では優秀な一兵卒です。(一般市民に近い)こういう感覚の人を国政に送り込んでもらいたい。あとは僕に任せてください」と絶妙フォローで、観衆から拍手を浴びた。
 橋下氏本人はいつも通りその場限りの出任せを言ったのかもしれないが、ここまで言ったからには、一般社会の慣習にそって、橋下氏には政治的責任を取ってもらう必要がある。上西議員の問題、もっともっと引っ張って、報道機関は「元維新の議員」として報道し続け、橋下氏が時節柄きちんと政治的責任をまっとうできるようにして頂きたいと思う次第。
posted by ナベテル at 14:54| Comment(18) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする