アンコールワットが建設されてから数十年後に王が変わってから建設されたのが、アンコールトムだ。ここは、なんと、仏教遺跡。数十年前のアンコールワットがヒンズー教の遺跡であることと比べると非常に面白い。
入り口の門の上には、日本人が勝手に描くカンボジアのイメージに出てくる、あれ。これ、実は、観音菩薩なんだそうだ。
バイヨン寺院
そして、アンコールトムのど真ん中にあるのがバイヨン寺院。ここはかなり面白かった。
ここはアンコールワットと同じく、壁画が凄い。
壁画の回廊を回ってから、建物の中心部に迫っていくと、顔、顔、顔。バイヨン寺院が仏教寺院になっているのは、当時の王様が、既得権益層であるヒンズー教指導者たちの力を削ごうとした政治的な側面があるのだそうです。
そして、世界中に写真が出回っている一番有名な観音像がこれ。
回廊は実はナーガ(蛇)の胴体をかたどっている。これはアンコールワットと全く一緒。ヒンズー教と仏教は境界が曖昧なのだ。
そして、デバター(女神)像。ここのデバターはアンコールワットのより総じて出来がいいように思った。
次回は、天空の城ラピュタのモデルになった?寺院とかの紹介。