2010年02月03日

お菓子の神様in吉田神社の節分祭

 昨日は吉田神社の節分祭だった(今日もやってるのだが)。夜10時半くらいにぶらぶらと遊びに行ったら、もう「祭りの後」という感じで、屋台の人達が後片付けに入っていた。山を登って上の方にいくと、一昨年もあったどて焼き屋さんがいた。まだやっていたので一杯食べた。まあ、それほど美味しいどて焼きでもないんだけど、お祭りで食べるのがいいのだ。おっちゃんに「最近どう?」と聞くと、正月以降、どこへ行っても収入が半分、との回答。まあ、350円弁当が食べられるデフレ世相だ。一杯600円のどて焼きを食べる人は減るかもしれない。

 ところで、吉田神社の中には「菓祖神社」という神社がある。京都は言わずと知れた和菓子のメッカで、同業者で団体を作るのも大好きなお土地柄。これはお菓子製造業の有志が作った神社らしい。

菓祖神社.JPG

 ほとんど、貞子が出てきそうな雰囲気だが、これは携帯電話のしょぼいカメラで撮ったからで、昼間に行くと普通に小さい神社の感じだ。ご祭神は
田道間守命(たぢまもりのみこと)
林浄因命(はやしじょういんのみこと)

らしく、お菓子の神様なんだそうだ。東郷平八郎だの、乃木希典だのが神様になるより、こっちの方がよっぽど好感を持てる。

 その後、結局、美味いと聞いていた松井酒造の富士千歳も飲めず、かわみち屋の蕎麦も食えず、山を下りて家に帰った。帰り道、妙に整った入浴セットを持った兄ちゃん、姉ちゃんが沢山歩いていたが、あれはどうやら屋台で働いてる人達が一風呂浴びてどこかで寝るためらしい。
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2010年02月01日

おもしろHP:イースター島観光協会

 このネタ、以前からのmixiの日記仲間の方は既出なのでご容赦。

 昔から遺跡とか古代文明とかが大好きだった。遺跡好きが具体的な形で開花したのは司法試験に合格した後の「ロングバケーション」の時期で、中国、エジプト、イランと旅をする間に遺跡好きが旅行好きに「発展」した。以後、暇を見つけて世界の色んな場所を訪れている。
 そういう遺跡好きなものだから、モアイも大好きで、モアイがあるイースター島にもいつか行って見たいとずっと思ってきた。でも、そう簡単に行けるものでもない。そうすると、とりあえず、現地の状況を知りたくてネットを検索することになる。そうしている間に見つけたのが問題のイースター島観光協会のホームページだ。

 ここのホームページが最初にすごいことは、完全に日本語で書かれていることだ。どうやら、現地に駐在しているホテルかなんかの日本人スタッフの方が書いておられるようなのだが、プロフィール欄がないので素性がよく分からない。素性を明かさないのに人なつっこいのもまたすごい。
 ページを見ていると、イースター島の折々の写真を一週間毎に掲載してくれるコーナーがあって、モアイや自然や生活風景の写真が見られる。これはこれですごいし、現地に行ってみたくなる。でも、このホームページの神髄は実は写真ではない。テキストで書かれた「トピックス」のコーナーだ。このコーナーは一週間に一度ほど更新されていく。多くは気温のことや飛行機の離発着状況など、旅行に必要な最低限の情報なのだが、たまに、思わず突っ込みを入れたくなる、おもしろ情報が載るのだ。たとえば、去年の12月のある日。
2009年12月7日
09時 23℃ 70% 晴れ
12時 31℃ 60% 晴れ
18時 30℃ 60% 晴れ
13日(日)にチリ大統領選挙があります。前日からアルコール類の発売が禁止されます。

 イースター島はチリに属してる訳だが、大統領選挙の前日にアルコール類の販売が禁止されるって、どんな国なんですか

 去年の11月のある日。
2009年11月9日
09時 24℃ 71% 曇り
12時 25℃ 74% 曇り
18時 24℃ 71% 雨
イースター島の空港では麻薬捜査犬が活躍しています。先週もマリファナを所持しているフランス人とプラジル人の旅行者を見つけました。

 ・・・どんだけ麻薬密輸が多いんですか!?
 
 去年の9月のある日。
2009年9月21日
09時 22℃ 72% 曇り
12時 25℃ 67% 晴れ
18時 28℃ 61% 曇り
チリ本土のサンチアゴから訪れる旅行者に、イースター島での滞在先や滞在日数を記入するカードの提出が義務付けられました。旅行者としてイースター島を訪れて、そのまま居残る人を抑制するための処置です。

 やっぱ、チリ人もモアイに魅せられちゃうんですね!?

 去年の7月のある日。
2009年7月20日
09時 23℃ 77% 晴れ
12時 24℃ 76% 晴れ
18時 25℃ 73% 晴れ
24日(金)20時30分から学校の体育館で、イースター島老人会主催のビンゴ大会が行われます。1等賞品はタヒチ往復航空券、2等が150000ペソ(約2万7千円)、3等が牛肉半頭分、他にも10等まで賞品があり、ビンゴの合間にダンスショーやオークションなどのイベントがあります。参加料は5000ペソ(約900円)。

 牛半頭<2万7000円なんですね。

 僕が一番気に入っているのはこれだ。去年の4月のある日。
2009年4月20日
09時 24℃ 73% 晴れ
12時 26℃ 71% 晴れ
18時 28℃ 66% 晴れ
グアバの実が熟し始めるようになって来ました。道端になっているグアバは、取って食べても大丈夫です。

 大丈夫とか、大丈夫じゃないとか、そういう問題なんですか??

 こんな感じでずっと更新が続いていくのだが、この脱力系の味が何とも言えない。毎日フォローするわけにはいかないが、数ヶ月にいっぺん訪れては、楽しませていただいている。今後も、是非、この徴して続けて欲しいものだ。
posted by ナベテル at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

エコカー減税・補助金おかしくないか

 いまさらだが、今、エコカー減税・補助金というのが行われていて、「エコカー」を新車で買うと、取得税、従量税が無税になったり、75%も税引きしてくれる上に、10万円も補助が付く、という超おいしい制度になっている。
 これはトヨタのプリウスのページから拝借してきた表。プリウスを買うだけで24万4500円もお得になる。
エコカー減税.png

 こちらはホンダのフリードのページから拝借してきた表。安い方のグレードでも19万7200円も安くなる。
エコカー減税75%.png

 こういう制度の一方で「自己責任」という言葉があって、ホームレスやワーキングプアや派遣切りの人たちが困窮している状況を「自業自得」と言うために使われる。しかし、ホームレスやワーキングプアや派遣切りに遭った人たちの「自己責任」を強調するなら、それよりも強調されるべきなのは奥田碩元日本経団連会長を筆頭に規制緩和路線を突っ走って今の不況を招いた責任のある自動車業界の「自業自得」と「自己責任」なのではないか。しかし、実際には社会に出たときから非正規雇用しか無くて、どこに自己責任があるのかもよく分からない人たちを派遣切り・雇い止めして塗炭の苦しみを味わせながら、自分たちは率先して税金のシャワーを浴びて一息ついている。

 そもそも、新車なんて贅沢品を買う人たちになんで減税をしなければならないのか意味不明だ。むしろ、贅沢税をたくさん払ってもらうべきではないのか。これを覆い隠すための言い訳が「エコカー」という枕詞だ。しかし「エコ」の観点から言えば、一番いいのは車を買わないことで、二番目にいいのは今持っているおんぼろ車を大事に乗り続けることだ(新しい車を作ることで膨大なエネルギーを消費するのだ)。この制度は、一番環境に貢献している人も、二番目に環境に貢献している人も無視して、悪しき過剰な消費社会に荷担した人を減税しようというのだ。こんなひどい制度があるのだろうか。

 しかも、エコカーの鑑のように言われるハイブリッドカーだが、カービューの河口まなぶ氏のレポート「ホンダ インサイト & フォルクスワーゲン ゴルフ 試乗レポート」によると、実際には燃費性能がかなり過剰に演出されていて、燃費のよいガソリンカーとそれほど燃費が変わらない、または条件次第では燃費が逆転する、という結果が報告されている。最近はプリウスのスポーツタイプなどというよく分からないものまで企画されていて、これも「エコカー」減税を受ける気なのだろう。

トヨタ、スポーツタイプの改造モデル プリウスなどに
朝日新聞 2010年1月15日19時42分

 トヨタ自動車は、スポーツタイプの改造車シリーズ「G Sports」を、今年の中ごろに発売する。ハイブリッド車「プリウス」などに改造モデルを追加する。トヨタが子会社ではなく本体で改造車を製造するのは初めて。エコカーの代名詞的な車の「変身」は、話題を集めそうだ。

 だめ押しのように、ごく最近、外圧でアメリカ車にまでエコカー減税が適用されるようになったらしい。こうなると「エコカー」の言い訳すらなく、自動車業界(の経営者や株主)を援助するための制度でしかない。
 税収不足の折だ。こんなひどい減税制度は早く撤廃すべきだ。こんな事をやる金があるんだったら、派遣社員や非正規社員で働いてる人たちに所得保障した方が、本当に必要なところに金が回るし、若い人たちが車を買うお金も手にすることができる。ずっとましだと思うのだ。
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2010年01月15日

祝「はやぶさ」帰還(の予定)

 小惑星イトカワの地表の石を採取して持ち帰っていた小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰ってくる可能性が高くなったらしい。ずっと、エンジンの調子が悪かったようなので、めでたいニュースだ。「人類初」の快挙を成し遂げて欲しい。

小惑星探査機 「はやぶさ」地球引力圏の軌道に

1月15日2時31分配信 毎日新聞

 人類初の小惑星の岩石採取に挑戦した探査機「はやぶさ」が、地球の引力圏内に突入する軌道に到達した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が14日、明らかにした。はやぶさの地球への帰還がほぼ確実になり、採取した岩石を入れるカプセルが地球へ戻る可能性が高まった。

 はやぶさは03年5月に打ち上げられ、地球と火星の間の軌道を回る小惑星「イトカワ」に向かい、2度の着陸と離陸を成功させた。トラブルに見舞われ、帰還予定は3年延びたが、13日に地球から約150万キロの地球引力圏の内側を通過する軌道に乗せることに成功した。14日現在、はやぶさの地球までの距離は約5900万キロ。今年3月中旬まで主エンジンの運転を続け、より地球に近付ける。今年6月に地球へ到達する予定。【永山悦子】

 しかし、このニュースで気になったのは、石が入ったカプセルをどうやって回収するのか、ということだ。地球に戻ってきたって、回収できなければ全く意味がない。

 色々検索したら、AstroArtsさんのホームページに丁寧な解説記事が出ていた。どうやら、はやぶさが地球の軌道に接近したときにカプセルだけ放出して大気圏に突入させた上で、パラシュートが開く仕組みらしい。そんな仕組みで、オーストラリアの砂漠に着地するところまで狙える、というのだから、なかなか凄い技術だ(そのあとはやぶさ本体はまた遠ざかっていくのかしら・・・)。
 
 世相が暗い折、是非、最先端の科学の成果を持ち帰って欲しい。
posted by ナベテル at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

注目の漫画:『自殺島』

 僕はもともと勉強は嫌いな方で、学校の成績も決してよくはなかった。ただ、受験の前だけは猛烈に勉強して最低限の結果は出してきた。そして、そのたびに視力ががくんと下がった。今、めがねを外すと、5メートル先の人の顔もよく分からない。部屋の中でものも探せない。そういう情けない自分を前にしてふと「この状態で自然界に放り出されたらたちまち「食われる」側になるんだろうな」と思うことがある。
 
 今、漫画雑誌『ヤングアニマル』に森恒二の『自殺島』という漫画が連載されている。この漫画の主人公・生(セイ)は人間社会の中で「食われる」立場にいて自殺をくり返していた(連載当初、注目してなかったので実はよく知らない)。そして、政府の力で自殺常習者が集められた「自殺島」に送り込まれる。そこで自然界に放り出された生は野生で生きる力を収得し、弓矢と猟犬で鹿狩りをしながら、他の元「自殺常習者」たちとの連帯や軋轢をはらんだつかず離れずの生活を始める、という内容だ。

 これだけ書くと僕は全く読んでない『バトル・ロワイヤル』の劣化コピーみたいな内容だが、僕の中ではかなり面白い漫画だ。自分が自然界の中で生きていく自信がないだけに、人間社会の中でとても弱い存在だった人間が、野生生活の中でたくましく生きる力を獲得していく姿にあこがれているのかもしれない。

 ネタバレになるが、今、話は、自殺島からの脱出が政府の監視によって困難であることが明かされる一方、人間集団の中で、漁労、採集にまじめに従事する者と仕事をさぼってリターンだけ得る者の軋轢が生じ始め、一触即発の状態になっている。自分の不満を暴力によってはらそうとする者もいる。そういうなかで、唯一、弓矢という圧倒的な兵器を持つ生がどういう行動に出るのか、期待が高まる。

 この物語は、最近、現代社会の中で突如として原始共産制社会を作り出してしまい、1+1=3という人間関係を作らなければ共同体のメンバー全体が生きていけないような状態を描き出しつつあるように思う。社会の中で連帯して生きる術を知らない現代の若者たちが圧倒的な自然環境の中でどうやって生きる道を探していくのか、また、共同体の中での秩序はどうやって維持するのか(単に力のある者による統治なのか、それ以外の答えが出てくるのか)。作者の傾向を見ると、一筋縄では行かない展開を見せてくれそうだ。これからが楽しみな作品だ。
posted by ナベテル at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする