2010年01月24日

シリアのホムスからレバノンのバールベックへ陸路で抜ける

 去年(2009年)の9月、シリアとレバノンに行ってきた。旅行記を書こうと思ってたんだけど、いつまで経っても書く気が起きないので、とりあえず実用的に役に立つけどもあまりネット上に出回っていない情報を優先して書くことにした。気が乗れば、旅行記的なものも書こうと思う。

 今回の旅行では、シリアだけじゃなくて、レバノンのバールベックにも行って見たかった。バールベックには世界遺産になっている美しい神殿があり、是非見てみたかったのだ。シリアからレバノンに行く道は首都のダマスカスから行くものと中部のホムスから行くものがある。今回は、道路の接続の関係でバールベックに直接行けそうだったのと、旅行の行程の関係で、ホムスから行く方法を採った。この方法は、シリアからレバノンに抜けるには割と便利な方法な筈なんだけど、『地球の歩き方』には何も記載が無く、旅の素人としては分かりにくいことこの上ない。

ガラージュ・ブルマンが起点
 他の町からホムスの町にバスに乗って来ると、幹線道路沿いにある大きなバスターミナル(ガラージュ・ブルマン)に連れてこられる。


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ガラージュブルマン(多分)

 『地球の歩き方』にはホムスの地図がまともに載っていないので、実は正確な位置が変わらないのだが、いろいろな記憶を総合するとこれだ。最初、ここでバールベックに行く大型バスを一生懸命探したのだが、結論的に言うと、これは無駄だ。ホムスからレバノンにダイレクトで行く大型バスはないし、ここにいる人たちは驚くほどレバノンについて情報を持っていない。正解は、ガラージュから陸橋を渡って幹線道路の反対側(南行)にでて、セルビス(小型の乗り合いバス)を探すことだ。声を掛けてくる運転手に、行き先を「ドアルトドモール(Doartadomor)」と告げて、乗れ、と言われたら乗ろう。これは町の南外れにあるバス乗り場の名前だ。
 僕は実際にはこれに気づくことができず、ガラージュの外にいる嘘つきタクシー運転手(シリア人はみな親切だがタクシー運転手だけは別)に「レバノン国境に行くバスなど無い。タクシーでしか行けない」などとだまされて、高い金を払ってタクシーで国境まで行った。


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ドアルトドモールのバス乗り場(多分)

 セルビスに乗ること約30分弱(帰りはドアルトドモールからガラージュまでセルビスに乗ったので嘘ではない)。ドアルトドモールに到着する。ここも正確な位置が分からないのだが、記憶を総合すると、多分ここだと思う。ここでレバノンの国境に向かうセルビスを探して乗車する。ガラージュからのセルビスはバス乗り場の敷地の外に止まり、国境域のセルビスは敷地の中にいる。

国境越えのお作法
 ドアルトドモールから国境まで行くセルビスはシリア側の国境検問所の手前までしか運行していない(帰りはここでセルビスに乗ってドアルトドモールに行く)。航空写真で見ると右上のバスが何台かと待っているエリアがそれだ。ここでセルビスを降りて、道路上に柵の見える検問所の敷地に入り、出国審査をする。レバノン方向に道を見て道の右側にある一番大きくて人の出入りが多い建物がパスポート・コントロールの建物。ここでカードをもらい、道をはさんで向かい(左側)にある建物で二人で550シリアポンドの出国税を払ったが、50はぼられた可能性もある。再度、パスポート・コントロールに戻ってカードの必要事項を記入し、提出。OKをもらうと、徒歩で検問所を抜ける。


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シリア側の国境検問所とシリア・レバノン国境

 検問所を越えたところにセルビスのたまり場があるので、ここでセルビスに乗車。人が一杯になったら出発する。実際にはいつ国境を越えたのか分からなかったのだけど,このセルビス乗り場のすぐそばが国境だったようだ。レバノンポンドを持ってないのでビクビクしてたが、セルビスもドルが使えるのでレートが悪いことを覚悟すれば全く問題はない。これで終わりかと思っていたら、しばらく行ったところにレバノン側の国境検問所がある。

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レバノン側の国境検問所

 ここで入国審査(エントリーカードの記入とパスポートの押印のみでお金は取られない。旅の目的とどこに泊まるのか聞かれた記憶有り。)を済ませると、セルビスに戻り(乗客全員が審査を終えるまで待っていてくれる)、あとはバールベックへ一路だ。

 帰りは書いたことと逆の順序をたどればいい。苦労して開拓した道なので、ご活用いただければと思う。
posted by ナベテル at 00:42| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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